幸せの選択
「今夜は、課長返上。俺がお前と飲みたいと思ったんだから、気なんか使わなくていい。残業代だと思って、好きなもん何でも注文していいから」



「乾杯」と私のグラスに自分のグラスをあてると、カチンと鈴のような音がする



「千秋ちゃんごめんね。大人げなくつい言い過ぎちゃった。別に千秋ちゃんが悪いわけじゃないのに。ホントごめんね」



両手を合わせて真っ直ぐに私を見つめる河野さん。




――ああ、この人達は自分と向き合って『素直』になれる人なんだ。



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