幸せの選択
「じゃあ、私この図面をとどけてから、蘭の保育園に迎えに行ってきますね」


「分かりました。気をつけて」




「ありがとう、渉君ごめんね」



「いいっすよ。真由も蘭ちゃんと遊べて嬉しいって言ってるんで」




「じゃあ、よろしくね」





私は、図面の入ったケースを片手に事務所を出た。




日差しは日に日に夏に向かっている。
今日はきっと汗びっしょりかいて遊んでいるだろう蘭の下へと急いだ。





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