コメント屋
「何ですかこれ。どちらも同じじゃないですか?」
「兄ちゃん…よう見てよ。ここ、フリガナふってるやん。兄ちゃんの目は竪穴か?」
「・・・・・」
「そこ、式住居じゃねーよとかやろ、普通」
「式住居って…ああ、竪穴式住居ですか?なるほど、ありましたね。」
「兄ちゃん、感心してどうすんねん。ただのボケやがな」
女がため息混じりに言う
「すいません…」
「大体、さっき黙って入ってきたやろ?あそこ普通はお邪魔しまーすとかって入ってこんかいな。でないと、こっちも邪魔するんやったら帰ってんかーって言われへんやろ」
男は今すぐ帰りたくなった
「っでほらここ、見て」
さっきの紙を凝視すると…
カラ
ツラ
と確かにフリガナがついていた
『カライとツライってどんなコメントだよ…』
男は心の中で呟いた
が、実際は声が漏れていたようで
「どんなって、そら、こう練って練ってトローっと流し込んで…」
「それはセメント…」
「おっ、お兄ちゃんやる気でてきたやん。ただもうちょっと声張ってよ、せっかくのボケが死ぬわ」
「・・・・・」
「っで、どっちにする?早よ決めて」
きっと、このままでは帰れないと思ったのと、女に急かされたのとで思わず
「じゃあAコースのカライで…」
嫌々男は言った
「だから何なん、さっきから。じゃあじゃあって、ご飯カチコチなりますーってか?」
「もしかして、炊飯ジャーの事?今時、いませんよジャーなんていう人」
「兄ちゃん…よう見てよ。ここ、フリガナふってるやん。兄ちゃんの目は竪穴か?」
「・・・・・」
「そこ、式住居じゃねーよとかやろ、普通」
「式住居って…ああ、竪穴式住居ですか?なるほど、ありましたね。」
「兄ちゃん、感心してどうすんねん。ただのボケやがな」
女がため息混じりに言う
「すいません…」
「大体、さっき黙って入ってきたやろ?あそこ普通はお邪魔しまーすとかって入ってこんかいな。でないと、こっちも邪魔するんやったら帰ってんかーって言われへんやろ」
男は今すぐ帰りたくなった
「っでほらここ、見て」
さっきの紙を凝視すると…
カラ
ツラ
と確かにフリガナがついていた
『カライとツライってどんなコメントだよ…』
男は心の中で呟いた
が、実際は声が漏れていたようで
「どんなって、そら、こう練って練ってトローっと流し込んで…」
「それはセメント…」
「おっ、お兄ちゃんやる気でてきたやん。ただもうちょっと声張ってよ、せっかくのボケが死ぬわ」
「・・・・・」
「っで、どっちにする?早よ決めて」
きっと、このままでは帰れないと思ったのと、女に急かされたのとで思わず
「じゃあAコースのカライで…」
嫌々男は言った
「だから何なん、さっきから。じゃあじゃあって、ご飯カチコチなりますーってか?」
「もしかして、炊飯ジャーの事?今時、いませんよジャーなんていう人」