【短編】絡まる糸


結局、何回かけても電話は繋がらないし、メールもエラーメッセージが返ってくるだけだった。




名前しか知らないあたしには、これ以上どうすることもできなかった。



動かない足を無理やり動かして、なんとか家にたどり着いた。


…………。



ドアを開けると、玄関にはきちんと揃えて置かれた見覚えのない男物の靴があった。


……あ、そういえば……。
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