黒姫

バンソコのゴミをごみ箱に放り捨てて、踵を返した。

戻りたくもない教室だが、戻らない訳にもいかない。
後10分でホームルームが始まるので、それまでに残りのゴミを払っておくべきだろう。

それに、下手にホームルームを休んで透からの説教を喰らうのは御免だ。


出来るだけ何も考えないように、教室に向かって歩を進める。

そして教室のドアを開けた瞬間、瑞姫を迎えたのは鈍い衝撃だった。

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