流れ星☆彡

幸せ者

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12月に入って……


あたしが優太に別れを切り出した、あの出来事からちょうど一年。


もしあの時……


優太が別れを受け入れていたら……


今のあたしはなかったんだって。


そう思ったら、今のあたしがあるのは奇跡なんじゃないかって思ったりする。


そんな話を優太にしたら



『そんなありえない話はするな。俺が絢華と別れるわけないだろ？』



って言われて、胸がきゅんとなった。


優太はいつもあたしの胸をきゅんとさせるし、心臓をどきどきさせる。


こういうのって、付き合いたての頃だけだと思っていた。


優太がこうやって、想ってくれている言葉や態度をくれるから、あたしはいつも愛されてるって感じる。


優太なしでは生きていけないんだろうなって思う。




そういえば先週のおばあちゃんの誕生日に、温泉の宿泊券をプレゼントした。


おばあちゃんの友達にも連絡して、一緒に言ってくれるようにお願いした。


そしたら「私はいつだって一緒に行きたいんだよ」って言ってくれて……


早速来週行くことになった。


おばあちゃんは涙を流して喜んでくれた。