流れ星☆彡
式が終わって優太を探した。


見つけた時はちょうど、女の子からの告白を受けているところで、校舎の影に身を潜めて終わるのを待っていた。


でも、優太からはあたしの姿が丸見えだったらしく、あたしが話し掛ける前に声をかけてきた。



『絢華ちゃん?』


『優太先輩!』


『覗いてただろ?』


『ち、違います!待ってただけです!』



覗いていたと言われて一気に赤面したけれど、その後口にした言葉は、“これから告白します”と言っているようなもので、さらに頬の体温が上がった。



『俺のことを待っててくれたの?』


『はい、……あたし、優太先輩のことが好きです。高校に行っても、バスケ頑張ってください!それじゃ……』



と身を翻したとき、優太に腕をつかまれた。



『待てよ!言い逃げ?』


『そんなつもりじゃ……、あたし、想いを伝えるだけで満足なんで』


『俺は満足できねぇけど?』



えっ……


正直、何を言われているのか、わからなかった。


だから……



『俺も絢華ちゃんのことが好きだよ』


『え!?うそ』


『ほんと……ずっと気になってた』



優太の想いを聞いたときは、信じられなくて、軽くパニックに陥った。


結局、この日から優太と付き合うことになった。
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