Secret・family
「あっ、美羽。」
悠大が私たちに気づいた。
「大丈夫なの?」
「うん。血が出てないから、
流産はしてないだろうって。
だけど、念のため病院には行く。」
周りに聞こえないよう耳の近くで話した。
それをほかの女子が、冷たい目で見ていて
ちょっとひやっとした。
「そっか。じゃあ、美羽んち行くのは
今度だな。」
あー。約束してたんだった。
「あっ、多分病院はすぐに終わると思うから
来ても大丈夫だよ。」
「あっ、マジ?じゃあ、終わったら
連絡して。」
「うん。じゃあまたね。」
とにかく周りの目が怖かったから
心配してくれてた悠大にも
お礼を言って教室を出た。