Secret・family

ウィ~ン。

扉が開くと、

中からは薬っぽい匂いがしてきた。

でもこの匂い、

昔から嫌いじゃなかったな~。

店内は広くて

どこに何があるのかわからない。

つまり検査薬もわからない。

だから、店員さんに聞いてみた。

「あの~、すいません。」

「はいっ!」

元気のいいお姉さんだった。

ちょっと気が楽かも。

「妊娠検査薬って
 どこに置いてありますかねえ?」

はい。ではついてきてください。」

私はお姉さんについていった。

ついていくと、

妊娠に関するものが

いろいろと置いてあった。

「こちらになります。」

お姉さんは棚の真ん中を指差した。

そこには、

≪妊娠検査薬≫

と書かれた箱があった。

「では、ごゆっくり。」

そう言ってお姉さんは

どこかに行ってしまった。

箱を手に取ってみると、

それは960円だった。

自分で買える値段だし、

それを手にしてレジへと向かった。
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