たぶん恋、きっと愛
当然のように、リビングに眠る準備を始めた、4人。
「あんた…は…部屋行きなよ」
「えっ」
枕を抱え、鷹野に髪を梳かれている雅は、不満げな声を上げた。
「え、じゃないよ。自分の部屋で鍵でも掛けて寝なって」
意味ないじゃないか、と佑二は苦笑まじりに、雅の抱える枕を取り上げた。
「…駄目、ですか?」
「駄目、だと思うけど?」
「…鷹野さん、駄目ですか?」
「ん~? …別に俺はいいけどなぁ」
振り向いた雅の前髪に、櫛を滑らせた鷹野は、そのまま指先を額から髪に差し込んだ。
雅の髪は、僅かに癖があるものの、さらりと鷹野の指の間を滑る。
「いいって!」
凱司の次に、雅が何かの許可を求めるのは、鷹野。
それは間違いではないのだろうが、と佑二も昌也も思う。
嬉々と目を輝かせて振り向いた雅に、一瞬口をつぐんだ。
「…いや、部屋行きな」
「…そうそう。女の子が雑魚寝してどうすんの…。男3人と寝た女子高生…なんて、破廉恥だろ?」
呟いた昌也に、今度は鷹野が呆れたようにため息をついた。
「昌也くんて…ほんとエロゲーみたいな発想するよね…」
手込めだ、破廉恥だ…
どっからチョイスしてくんの、その単語?
くすくすと笑った鷹野は、キスしかしないのに、と。
雅の額に唇を、あてた。