たぶん恋、きっと愛
一旦ズレた話は元に戻ることはなく。
雅は自分の腕に突っ伏したまま、だんだん込み上げる可笑しさに、肩を震わせた。
「で…すよね、小学生じゃあるまいし…お年玉って…」
くくく、と耐えきれずに洩れた声に、昌也は、いやいや貰っていいんだって!とムキになる。
まだ頬は赤いままだが、可笑しそうに顔を上げた雅は、目尻に滲んだ涙を指先で拭った。
「とにかく…凱司さんに相談してみるので、このまま…しておいてください」
改めて紙と通帳を滑らせ、恥ずかしそうに笑う雅が、隣でまだ声を殺して肩を震わせている鷹野の腕に、じゃれつくように手をかけると。
そんな笑わないでください!とぺちぺち叩いた。