たぶん恋、きっと愛


「多分……ですか?」

「9割くらいの多分、だ」


「…ほぼ間違いないんですね」



これと、雅が昼食を取らなくなった事とは、関係があるだろうか。
友典の言う、笑わなくなったという雅と、関係があるだろうか?



「宇田川」

「はい」

「………雅を…預かれるか?」



再び吐いたため息は深く、明らかに疲れた様子の凱司に、宇田川は眉をひそめた。



「……預かれます」


雅は正式に、宇田川家の里子だ。
身柄を、預かれない事はない。

まず、問われたことに対し、答えた。



「…どちらが……」

次いで、質問しようとして。
言い淀む。


宇田川の思考は、雅が笑顔を無くすような事柄として、三人の関係に、何かしらの変化があった、という方に組み上がっていく。


それは。
良くない方向に。
 


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