あたしが見た世界Ⅲ【完】
えー…と、つまり俺は?
「勘違いしとった?」
「…じゃないの?」
アイは「ジャクのそういうとこ全然変わってない」と笑う。
ドイツに行ってたから家も引っ越してないわけで。
だから家も空いてないわけで。
新しい人が来るワケも無くて……って当たり前じゃ!
「はぁ……」
俺はアイが生きていたことが嬉しいのか、それとも、自分のアホらしさに呆れたのか。
どちらかは分からないけど、俺はしゃがんだ。