百花繚乱
第一章

hello.


特に接点は無かった。
同じクラス、ってことくらいだった。
それが、僕らの最初の共通点。


それが増えたきっかけなんて
絶対に忘れるはずないんだ。



“hello”だった。


いや、挨拶のじゃなくて。



“hello”ってCDが売られた時に
彼女は僕と同じ店で
僕と全く同じ買い方をしていた。



< 1 / 6 >

この作品をシェア

pagetop