☆Hikari☆
私は、信じられなかったが、亜美が指差す方を見ると……


「あっ……本当だ。沢渡先輩と女の子が一緒にいる」



仲良く歩く先輩と女の子を見た途端、私の目にいっぱいの涙が溢れ出してきた。



そんな私を見た亜美が心配そうに…


「麻唯大丈夫?ほらっ!彼女と決まったわけじゃないし…」


と慰めてくれているが、私の涙は止まらなかった。




やがて昼休みになり。


いつもは、慌てて図書室に行く私だったが…

今日は、机に座ったままで窓の外を見ていた。



「麻唯〜今日は図書室行かないの??」


「行かない…。」


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