王子様との甘い秘密


「っあっぶねー」
「・・・」


「・・・岡本君!?」


棚の後ろから顔を出したのは、憧れの岡本君だった。


「えーっと・・・、名前の長い子だよね。さ・・さ・・」
「さかきばらですッ!」


わーー!私のこと覚えてくれてたー!!

「あ、あの・・よろしく・・・。」
「うん。よろしく。」


その美しすぎる笑顔でいった。

「ここで何してるの??」
「あー、そのー、授業中先生に話し聞いてなかったので 罰として掃除してるんです・・・」


「ふーん。あ、なんか言ってたね。好きな男の事でも考えてたの?(笑)」
「えぇっ!?ちっ、違いますよぉ」
「図星なんだ。」
「だ、だから違うってば!」
「はいはい。可愛いねぇ」
「えっ可愛い!?」


こんなかっこいい岡本君に可愛いって言われるなんて 頭がおかしくなりそう///


「何妄想してるか知んないけどちゃっちゃと終わらせるぞ。」

「あ、あの、岡本君こそ何してるんですか?」
「ああ、俺?んー、そりゃ、資料集めだよ。」


へ~、わりと頭いいのかな~。ってか真面目~。
「ぷっ」
「へっ?」
「あははっ!俺そんな真面目なわけないだろ~!まあ、学校探検。」
「は、、、はぁ。」


わ~馬鹿にされた~!というか、遊ばれた~!
「まあ、手伝ってあげるよ。」
「あ、ありがとうございます。」
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