刻印を持つ古の巫女
でもなんかあってからでは遅いからな。
「紗良。」
「何?」
「気をつけろよ。」
「もう、まだ言うの!
私は転けないって!」
「違う、そっちじゃなくて…
妖怪に気をつけろって事。」
「妖怪に?」
「あぁ、なんか嫌な予感がする。」
「嫌な予感ねえ。」
さっきの邪気は一瞬だったがかなり強いものだった。
まぁ、何かあったら紗良のそばにはいつも炎鳥もいる事だし大丈夫だと思うが。
それでもさっきの邪気はいったい…。
利來side終わり