刻印を持つ古の巫女
中に入ると朔ちゃんとおも思われる人物がいた。
朔ちゃんは私を見た瞬間まるで私に会えた事を喜ぶかの様にニヤニヤと不気味に笑った。
「やあ、紗良ちゃん。
初めまして...じゃないか。」
えっ?初めましてじゃない。
私と会ったことがあるって事?
「貴方は誰?」
さっきまで楽しそうだった朔ちゃんの顔は悲しそうにまゆを下げた。
「酷いな、僕だよ。
お・に・じ・し。
これを言えば分かるよね紗良ちゃん。」
鬼...慈志...。
その名前に目を見開く私に鬼慈志は