刻印を持つ古の巫女
「……ら。」
聞こえる。
知っている、この声。
「紗良。」
「……り、利來。」
「!紗良っ!!」
「きゃっ!/////」
ちょ、ちょちょちょ、利來に抱きしめられてるーっ!!!
「この、バカ!
僕が、僕がどんだけ心配した事か!」
「っ、……ごめんなさい。」
「謝ったら許されると思ったの?」
「………」
「許してほしいなら、もう、一生僕のそばから離れないと約束して。」
「……それって…。」
「好きだって言ってんだよ!」
「///////……うぅ…。」
嬉しいはずなのに、涙が、涙が溢れてくる。
「返事は?」
「ゔん。」
「ハハハ、変な顔。」