刻印を持つ古の巫女
ー春陽祭り当日ー
う~、よく寝た。
そういえば昨日のあれ変な夢だったな。
紅弥様って誰だろう。
ん~、全く分からない。
「紗良、起きてるならさっさと降りてきて。
今日は忙しいんだから。
」
はっ!
今日は春陽祭りの日だった!
起きようと思ってベットに手をついた時右手の甲に鋭い痛みが走った。
「痛っ!」
何今の?
今までこんな事なかったのに。
「紗良ー!」
はっ!
やばい!早く行かないと!
私は特に気にせずに着替えて下に降りた。