刻印を持つ古の巫女
利來side
「っ!
紗良!紗良!
おばさん、紗良が!」
痛いと苦しみだし意識をなくした紗良。
自分の手で押さえている右手の甲の包帯を取ると見た事がないほど赤く燃えるように腫れ上がっていた。
呼吸も乱れ高熱のせいか身体中から大量の汗がでている。
一体紗良の中で何が起こってるんだ…。
母さん達は紗良が倒れた事で慌てまくってる。
「炎…鳥…。」
炎鳥?
そういえばさっきも炎鳥って言ってたな。
何か関係があるのか?