オタク少女×ヤンキー男子



朝、学校に行こうとしたら家の前にカイくんがいた…

「お!おはよー」


寝癖ついてる…
家遠いから急いで来て
くれたのかな?


「おはよう。家、逆なのにありがとね。」


「えっ!?何でわかったん?」


「戻って帰る所見てたから」


私は笑いながら話した


「バレたかー。俺だらしなー」


「だらしなくないよ。」


そういうとカイくんは
照れながら


「そう?じゃ、学校行きますか!」


「うん。」


2人で学校へ行った







遅刻しそうになったけど
ギリギリセーフ


「ギリギリセーフ。杏樹ちゃん大丈夫?」


「つっ、疲れた…」


『走ったもんなぁ。2人で』


声を大きくしてた
周りの人を気にしていると前に高梨くんがいた…


もしかしてカイくん…


わざと…?


「ちょっ!カイくん。声でかい…」


「そうかな?普通じゃない?」


私はチラッと前を見ると
そこにはもう高梨くんの姿はなかった…


「杏樹ちゃんって何組?」

「えっ!A組…」


「そっか…。俺はB組だから隣のクラスじゃん。」


B組…
高梨くんもたしかB組…


「もしかして、拳もB組だって思わなかった?」


えっ!?ばれてるの?


「思ってないよ!」


「ふーん。じゃ、休み時間会いに行くから」


こう言うと隣のクラスに
入って行った…










< 11 / 21 >

この作品をシェア

pagetop