*小さな光*−幸せな未来へ−
あたしが、町の夜景しか見ないのには実は理由があった。
家族、そして、学校のみんな…。
この町に住んでるんだな…って思うと、すごく複雑な気持ちになる。
こんなにきれいな夜景なのに、そんなことを考えると、きれいと思っていた夜景が汚く見える。
あたしは、ただきれいな夜景が見たいだけ…。
ただそれだけなのに…。
あたしの心には、まだあの頃の傷が残っている。
あのときから、あたしの時間は止まっているんだ…。
「なぁ…。愛が町の夜景しか見ないのって、前話してたことと関係あんの??」
またしても、律に心を読まれてしまった。
「よくわかるね…。」
「まぁ…。そんなにつらい??」