青空バスケ―another story―
「違う違う。
俺じゃなくて、イツ」
「あ、あぁ!そうだよね!
イッ君、香織のこと好きだもんね!」
ビックリした~……。
そして安心した……。
「香織はね、2月だよ。
2月14日。バレンタイン」
「バレンタインね。
イツに教えとく。ありがと」
イッ君は香織のことが好きだけど、香織はどうなんだろ?
香織、自分のそういう話はあんまりしないからな~……。
「あ………」
その時、突然ハル君のケータイがブー、ブーと震え始めた。
「サイレントにするの忘れてた……」
そう言いながらケータイを見ると、ハル君はなぜか嬉しそうに笑った。
そして何かを手早く打つと、ケータイをカバンの中にしまった。
顔は完全にニヤけてた。
「何か……ハル君、気持ち悪い」
「は!?」
「ニヤニヤしすぎ。
変態みたい」
「変態って……。
ちょっと嬉しい相手からのメールだっんだよ」
嬉しい相手……??