狼君と、お嬢様♪





花火が綺麗に見える川の場所には

 人がざわざわしている。



 
「......」



 カランコロンと下駄の音をたてて

 手を繋ぎながら歩いている俺達。




「その日、丁度俺が料理作れって言われ

 てたから、俺は買い物に行ってた」



 
 ここから花火が一番見えやすい。



 俺と明は止まって、土手に生えてる草に

 座り、再び話し出す。



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