狼君と、お嬢様♪




「しー!俺だ、俺!」



 口を塞いで、黒い眼鏡をはずすとその

 子は分かったというように「あっ!」

 と声を出した。




「いいか?これから追ってくる奴らから

 逃げる準備を―...」




「逃げる??何にから?」




 ....は?




「いやだってお前、無理やり連れ去られ

 て何かされるぞ!」


 
 
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