狼君と、お嬢様♪




「アキ、なんか楽しそうじゃな~い!

 そんなに私といるのが楽しくないの?」



 は、誰が楽しくないって?




「...里帆」



 後ろから抱きしめると、温かかった。

 里帆の温もりを感じていたかった。




「は、恥ずかしいから、離して...?」




「あ、悪い」




 店の中で注目はされていたけど、里帆

 となら何も気にしなかった。


  
「行くか」
 

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