狼君と、お嬢様♪




 
 学校へ到着すると、もう下校時間の

 ようで皆歩きながら帰っていく。

 車の中から俺は女子高生に声をかけた。



「なあ。笹野明ってもう帰った?」



「い、いいえ!!まだ中にいると思い
 
 ますけど!あ、あの-...!」



「そ。ありがと」




 きゃ~!!とばかりに女子達が俺目当
 
 てで集まってくる。




 さっさと行くか。ここはうるさい。




 車を走らせてもまだついて来る気だ。


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