Light of hope Ⅰ【完】
「あー、お腹いっぱい」
……あのあり得ない山は見事にすべて陽のお腹の中に納まっていた。
何か陽の印象が今日で少し変わった気がするよ。
「美味しかった」
「もうそろそろ倉庫へ戻ろうか」
そんな朔の一声で皆が動き出す。
私は、あのマークを焼き付けるようにジッと見る。
「由美、行くぞ」
「うん、今行く」
蓮に呼ばれ、もう1度見つめてから蓮達の後を追いかける。
追いつくと、ちょうど朔が会計をしているところだった。