Light of hope Ⅰ【完】
「………、………だっ」
「…よ。……ば……ね!!」
家に向かう途中、家の傍にある公園前を通ると誰かが言い争う声が聞こえてきた。
「……喧嘩?」
頭をもたげた好奇心から覗いてみると、毎日のように見ている顔があった。
「海斗?」
そう、公園にいたのは海斗。
言い合いをしているらしく、相手は大人の女性だった。
女嫌いの海斗が珍しいな。
もう少し近づくと、声がはっきり聞こえてくる。
「ふんっ、相変わらずのクズだねぇ。協力しろって言ってんのよ」
「うるせぇ!てめぇに協力する訳ねぇだろ!!」
そう反論する海斗は、怒りとは別の何かで震えている。
これはちょっと……いや、かなりヤバイ?
そう思い未だに言い合っている2人にゆっくりと近づく。