Light of hope Ⅰ【完】




「……終わった事をぐちぐち言ってても仕方ないし、出来るだけ接触しないようにするよ」



逃げるから、と軽く言うと盛大なため息をつかれた。



「あのなぁ、この学校のほとんどが銀狼のメンバーなんだよ。


そのトップに本気で気に入られたんなら簡単には逃げられないぞ」



「でも、悪い族ではないんでしょ?」



「まぁな、この街をいい意味で治めてる」



「なら別にいいや」



腐ってる族は一般人に手を出したり、薬も平気でヤッている。



そんな族には好かれたくないし、関わりたくもない。



だけど、まともな正統派ならそこまで問題ではない。



< 23 / 520 >

この作品をシェア

pagetop