Light of hope Ⅰ【完】




「由美がいいなら構わないが、何かあったらできる限り助けてやるから言えよ?」



「はーい、気が向いたらね」



「気が向いたらねぇ。まぁこの話はもういい。それよりお前のクラスなんだが1-Aだ。 


担任は、お前も知ってる奴でもうすぐ来るだろ」



担任が私の知り合いって誰だろ?知り合いなんてそこまでいない筈だけど…。



先生になりそうな知り合いの顔を思い浮かべていると、コンコンッとドアがノックされる。



「どうぞ」 



ガチャリッと開いたドアから入ってきたのは思ってもなかった人物。



「久しぶりだな、由美」



「嘘…來ちゃん?來ちゃんが私の担任?」



「あぁ、これからまたよろしく」



來ちゃんこと、小林 來(こばやし らい)は悪戯が成功した子供の様な笑顔を見せた。



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