Light of hope Ⅰ【完】
「……ほら、濡れちゃったじゃん」
黒色だから分かりにくいが、疎らに濃い染みが出来ている。
「気にするな。……腕を通せ」
そこまでする?羽織るだけじゃダメなのか。
渋々腕を通すと、一気にファスナーを上まで引き上げた。
……もう蓮が何をしたいのか分かんない。凄く暑いんだけど…。
「ごほっごほごほっ……そ、そこまでする、の?…ごほ」
近くで水を飲んでいた陽は、蓮のそんな行動を見てむせ返ってしまった。
陽を見てまた舌打ちした蓮は、私の隣が空いているのをいいことに、ビーチチェアに腰を下ろした。