Light of hope Ⅰ【完】
振り返ると、恐ろしい顔をした蓮がすぐ傍に立っていた。
「え?……何ってただ名前を聞いて、少し話しただけだよ」
何でそんな事を聞かれるのか分からず、語尾になるにつれて声が小さくなっていった。
「そうか……なら、帰るぞ」
私の返答に表情を緩めた蓮は、歩きだそうとする。
「帰るって、後片付けは?」
「下の奴等がやってくれる」
……悪くないかな?私たちしか使ってない物も多いのに…。