パステルカラーの憂鬱
愛とか、わかんないけど信じてる
「生殺与奪」

あたしが死ぬことは
自分自身を幸せにすると同時に

人ひとり分の食糧を減らし
電力消費を減らし
必要経費を減らし

つまりは
世界からいらない人間を消すと言う、世界に貢献する行為だと思っていた

今は
苦しみながら楽しみながら精一杯生き抜くことが
世界に貢献することだと思ってる

あたしが死んでも誰かが生まれ
あたしが生きても誰かが死ぬ

端から無意味に見える行為を精一杯繰り返す、名前も知らない虫達だって生きてる

そうか
生まれたからには意味とか苦しさじゃない
生きなきゃだめなんだな

とかさ
たまに、思考がそんなとこまで辿り着くんだ
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