In the warm rain【Brack☆Jack3】

【3】

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「…本当に、たった四人だけでこの船に乗り込んで来たようです」


 軍艦の最高峰にある操舵室。

 先程の小型ヘリの至近距離での墜落は、この操舵室からはよく見えた。

 まるで、これから始まる戦闘の始まりの花火のようだった。

 操舵室の一番後ろの座席に座り、シュキは黙って部下の 報告を聞いていた。


「やはりな。あの四人の戦闘能力は、我がウー・イー・シーの中でもずば抜けて高い。特にミサトは、何年かに1人、出るか出ないかの逸材だったからな」


 シュキは微動だにせず、淡々と言った。


「この船の乗組員が何人だろうと、彼らにとってそんなことは関係のないことだ。敵が何人いようとも、武器は何を使おうともな」


 そう言ってシュキは、座席のひじ掛けに頬杖をつく。
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