In the warm rain【Brack☆Jack3】
 いつもならユイは冷静に物事を見極め、理論的に判断をくだすのだが、今回は何故か漠然とした不安を感じてならなかった。


「…やっぱり私、明日からミサトを探す人員を増やすわ。いいでしょ、二人とも?」

「…便りがないのは無事な証拠っつったの誰だよ」


 レンが苦笑する。


「それは言ったけど…」

「いいさ、このまま姿が見えねェっていうのも気分悪いしな」


 エイジはそう言って、夕食の続きを食べはじめた。
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