詩集
忘れなきゃ行けない事がある
忘れたくないことがある
二度と取り戻せないと知ってから
後悔ばかりしていた時期がある

前を向こうと顔をあげても
ちらつく過去が足を引っ張る
どうせ、また、きっと
進むための足さえ上げられない

傷付きたくなくて、
上手くいく、大丈夫、なんとかなる
そうやって自分を騙し続けたけれど
それは誰より自分を傷付けてた

自分を励まして傷付けてた事に気付いた
だけど他に方法を知らない私は
また今日も、大丈夫、と心に傷をつける


【加害者】
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