らぶ・みー 
周りに誰もいなかったら、今にもキスしそうな表情で見つめるから、切ない気持ちになってくる。

でも、そろそろタイムリミットだ。

彼は時計に目をやると、ため息をついて見せた。



「時間になっちゃった。.....仕方ない。行ってくるね。」

「うん。行ってらっしゃい。」

「あ.....。」



彼は突然真顔になり、私から視線を反らして軽く会釈をした。



「会社の人?」

「うん。」

「見られちゃマズかった?」

「いつも此処で一緒にいるじゃん。平気だよ。」

「.....そう?」

「大丈夫。じゃ、後で電話するから。」

「うん。」

「帰り、気をつけろよ。」


< 130 / 325 >

この作品をシェア

pagetop