らぶ・みー 
現実じゃないとしても、駅に着いたらきっと、この夢は終わる。

私の日常に、こんな素敵な出来事が起こる訳がないのだ。

家に帰れば、家族が待っている。

早く現実の世界に戻らなくちゃ。

私はただの主婦なんだから。



そう思ったのに.......

駅に着き、傘を閉じると、彼はしっかりと目を合わせ、微笑みながらこう言った。



「また会えるよね?」

「え?......。」

「今度はいつ此処に来る?」

「.....再来週。」

「じゃ、またパン教室の後、会おうよ。郵便局の前で待ってる。」

「.......。」
< 16 / 325 >

この作品をシェア

pagetop