らぶ・みー 

「少し小降りになってきたし、そろそろ帰らなくちゃ。良かったら、駅まで一緒に傘に入って行く?」

「いいの?ラッキー。じゃ、俺が傘持つよ。」



彼は右手に傘を持つと、何の迷いもなく左手を私の肩に回した。

驚いている私に、また子供みたいな笑顔を見せる。



「さ、行こう。こうしないと、濡れちゃうでしょ?」

「.....うん。」



いつの間にか、すっかり彼のペースに乗せられていた。

考えたら初対面なのに、お互い敬語も使わずに話している。

周りの人には、私たちはどんな関係に見えるのだろう?



だいたい、これって現実なのかな.......?
< 15 / 325 >

この作品をシェア

pagetop