らぶ・みー
その一言は、私にとっても、彼にとっても、とてつもなく重い言葉だった。
知られてしまえば、愛する人の大切なものを壊してしまう。
愛してるから、悲しむ顔を見たくない。
その気持ちは痛いほどわかる.......
「彼が奥さんを愛していないなら、何とかしようと思うのかもしれない。でも、多分、私の為に彼は奥さんと子供を手放せない。だから、いいの。一緒にいる時だけ独り占めできれば.....。」
「.....益田さん。」
「お願い。もうちょっとだけ、彼と一緒にいさせて。」
「.....わかった。」
「ありがとう。」
「でも.....益田さん、そんなの辛くない?」
「愛しちゃったから.......。」
益田さんは笑顔になると、小さく手を振って、エレベーターに向かって歩き出した。
知られてしまえば、愛する人の大切なものを壊してしまう。
愛してるから、悲しむ顔を見たくない。
その気持ちは痛いほどわかる.......
「彼が奥さんを愛していないなら、何とかしようと思うのかもしれない。でも、多分、私の為に彼は奥さんと子供を手放せない。だから、いいの。一緒にいる時だけ独り占めできれば.....。」
「.....益田さん。」
「お願い。もうちょっとだけ、彼と一緒にいさせて。」
「.....わかった。」
「ありがとう。」
「でも.....益田さん、そんなの辛くない?」
「愛しちゃったから.......。」
益田さんは笑顔になると、小さく手を振って、エレベーターに向かって歩き出した。