らぶ・みー
夫は私が浮気をしていたことを、何となく気付いていたようだ。
わかっていて言わなかったのは、多分、くだらないプライドのせい。
無駄にプライドの高い夫は、自分の妻が不倫をしているなんて認めたくなかっただけだ。
夫は「私」と結婚していたのではなく、絵に描いたような「幸せな家庭のパパである自分」と結婚していたのだと思う。
極端に言えば、世間体の為に結婚していたようなものだろう。
だから、夫の理想の世界には、浮気をする妻なんて存在してはならないのだ。
とは言っても、結婚当初はお互いに多少なりとも愛情を感じていたはずだし、私は飾り物みたいな奥さんになりたくなかったから、歩み寄ろうとした時期もあった。
でも、ちゃんと愛してもらえなかったから、いつの間にか、夫と一緒にいる理由がわからなくなっていた。
夫のどこが好きだったのかも、忘れてしまった。
わかっていて言わなかったのは、多分、くだらないプライドのせい。
無駄にプライドの高い夫は、自分の妻が不倫をしているなんて認めたくなかっただけだ。
夫は「私」と結婚していたのではなく、絵に描いたような「幸せな家庭のパパである自分」と結婚していたのだと思う。
極端に言えば、世間体の為に結婚していたようなものだろう。
だから、夫の理想の世界には、浮気をする妻なんて存在してはならないのだ。
とは言っても、結婚当初はお互いに多少なりとも愛情を感じていたはずだし、私は飾り物みたいな奥さんになりたくなかったから、歩み寄ろうとした時期もあった。
でも、ちゃんと愛してもらえなかったから、いつの間にか、夫と一緒にいる理由がわからなくなっていた。
夫のどこが好きだったのかも、忘れてしまった。