らぶ・みー 
相馬さんの言葉に、ガツンと頭を殴られた気がした。

確かに私は一人で全部勝手に決め、結果として彼に辛い思いをさせている。

言われてみると、所詮、この決断は私の自己満足に過ぎないのかもしれない.......



「私ね、会社辞めるの。」

「え?どうして?」

「もう、いい年だし、十分頑張ったから、そろそろいいかなと思って。」

「まだ若いじゃない。何か、もったいない。」

「楽しかったし、やりがいもあったし、思った以上に出世したし.....思い残すことは何もない。でも、仕事ばっかりしてたから、好きな人に振り向いてもらうことも、素敵な恋を手に入れることもできなかった。」

「.......。」

「両親もそろそろ結婚は?ってうるさいし、実家戻って、お見合いでもしようかなと思ってる。」

「そうなんだ.....。」
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