らぶ・みー 
ウォレットチェーンを揺らしながら、彼がだんだん近付いてくる。

懐かしい、甘い香水の匂いが漂ってくる。

ドキドキして、胸が苦しくて.......

ただ、立ち尽くすことしかできない。



「捕まえた。」



覆いかぶさるように、彼が後ろから私を包み込む。

カラダ中の力が抜け、涙がぶわっと溢れ出す。



一度も忘れたことなんてない。

ほんとは、ずっと求めていた。

こんな風に抱きしめられた時の、柔らかな幸福感を。

彼の腕の中にいる時の、この安らぎを。



彼は黙って、私の肩に顔を埋めている。

抱きしめる腕の強さが、ギュッと強くなる。

あったかい.......



私の中に「愛してる」がゆっくりと広がっていく.......
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