らぶ・みー 
無邪気に笑いつつも、彼は私の置かれている立場を考えていてくれる。

その優しさは、もちろん嬉しい。

でも、だからこそ、同年代の女の子と普通の恋愛をしていれば考えなくて済む、余計な気遣いをさせている自分が腹立たしい.......



若い男の子らしい軽い口を聞くけれど、彼の言葉には嘘がないし、その一つ一つに気持ちがこもっている。

彼が私にしてくれることは、すべてに思いやりが溢れているから、「ママ」で「主婦」という存在でしかなかった私に、「女」であることを思い出させる。



だから、自惚れてしまいたくなる。



友達じゃなく.......彼も、私のことを好き?
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