2F 営業部
すっかり口調や行動がまともになった百目鬼に最初は混乱したが、一緒に営業で外回りをしながら仕事を丁寧に教えてくれる姿を見ていると次第に瑠美音の心境も変化してきていた。

普通に考えれば何もかもが異常なことではあった。
あの変態的異常者の百目鬼が、頬を引っ叩いただけでまるで別人の頼り甲斐のある美青年に変身したのだから。

「歩き疲れたでしょ?…ちょっとそこの喫茶店でサボっちゃおっか」

「え…あ、はい…」

百目鬼の優しい微笑みに瑠美音はすっかり引き込まれていた。



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