君と本気のラブゲーム
「ねぇ、もう写真も撮ったし早く戻ろうよ」
「やだ」
「はい!?」
意味わかんないんですけど!!
そう叫びたいのを我慢して、私は静かに訊く。
「……一体何がお気に召さないんですか」
「わかんないの?」
わかんないから訊いてんでしょ!?
「……俺もよくわかんない」
「はいー!?」
そんなの私にだって分かるはずあるか!
「……でも、なんかイライラする」
「イライラって…」
「ていうか、なんかムカつく」
「ムカつく…?」
京佑くんの言葉に、私は首を傾げるばかりだ。