君と本気のラブゲーム


「おっふろ、おっふろ」



嘉乃は風呂から上がった脱衣所でも相変わらず鼻歌を続けていた。




「嘉乃、そんなに気持ち良かったんならもう一回入ってきたら?」


「え?ダメダメ、早く部屋に戻って諒太郎さんに電話かけなきゃだもん」



あー。


もしかしてそれでご機嫌だったの?


諒兄の声が聞けるかもしれないから?


うわ、嘉乃、可愛いな!!



「えー!?なになに、嘉乃ちゃん、彼氏いるの!?」



皆まだ着替えも途中の下着姿だというのに、すかさずくいついてきた。


恋バナパワー、恐るべし。



「えー?彼氏ではないよー」



嘉乃が慣れた手付きで浴衣を着て、照れたように笑う。


もう、可愛いなー、いちいち!!


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