君と本気のラブゲーム


「わぁーーっ!」



見上げた先は、大きなウォータースライダー。


大きな天井の窓から入ってくる太陽の光を受けて、透明な水がキラキラと煌めい
ている。



「アヤ!見て!!温泉もある!」



「何それ!あとで行こう!」




すでに腰に浮輪を装備した嘉乃の隣に並んで、テンション高く言う。



ここは地元から少し離れた大型の室内温水プール。


ウォータースライダーやサウナ、流れるプールや波の出るプールといった、楽しげなプールが多種類揃っている。



無事高校を卒業して進路も決まったということで、1ヵ月もある春休みを利用して、私、嘉乃、そして京佑くんと諒兄で、1泊2日で遊びに来ていた。





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